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開催・報告・お知らせ
第23回日韓細胞診合同会議に参加して
2026.10.03
富山大学附属病院病理部 小原勇貴
2026年9月11、12日に韓国の済州で開催された第23回日韓細胞診合同会議に参加させていただきました。この会は、日韓両国の臨床細胞診・診断病理分野における学術交流を目的として長年継続されてきた国際会議です。以前からこの会のことは認知しておりましたが、国際交流委員会委員長である久留米大学の内藤先生や施設内で田近技師長にお声がけいただき、今回の参加に至りました。今回、日本側では29名の先生方が参加しており、非常に盛況だったように思います。1日目はウェルカムディナーのみで、2日目にacademic programが予定されており、私は膵細胞診での線維芽細胞の形態学的特徴と診断意義についてポスター発表を行って参りました。私自身、国際学会への参加はこれが2回目でしたが、英語での口頭発表は今回が初めてでした。自身の英語が伝わるかどうか不安でしたが、発表が終わったら韓国の座長の先生からはじめに、「Good presentation, interesting!」と言っていただき、研究内容は伝わったようで安心しました。Discussionでは研究のmethodについての質問を少し受けた後、韓国の消化管病理の専門医の方から研究のブラッシュアップにつながるコメントを頂きました。また日本の先生方からも着眼点が面白いと声を頂きましたので、発表した内容の論文化を目指したいと思います。その後は、細胞病理学におけるAIの現状やHER2低発現の乳癌について、plenary lectureを拝聴し、slide seminarでは各領域の稀少例について学ぶことが出来ました。
Academic program後は、日本人参加者同士でテディベアミュージアムや植物園、夕食会などのoptional tourに参加してきました。そこでは、前日のウェルカムディナーでは話すことが出来なかった先生方や同年代の細胞検査士ともたくさんお話しすることができました。そのなかで感じたことは、皆忙しい業務の合間を縫って学術活動にも時間を割き、不安を感じながらも英語での発表に挑戦していることです。私自身も決して英語が得意なわけではありませんが、同じような気持ちで国際学会での発表に挑戦する仲間ができたようで嬉しかったです。「英語に不安がなくなってから国際学会で発表する」のではなく、「国際学会で発表するために英語を勉強する」という手順のほうが最終的に英語でのプレゼンの上達は早いと思います。今回の僕は後者でしたが、それでも自身の研究内容は伝えることができたと感じています。この日韓細胞診合同会議は初めての国際学会発表でも敷居が高くなく、日本人参加者もたくさんいるのでサポートもしてくれます。この記事を読んでくれた細胞検査士の中で、国際学会での発表に挑戦したいけど足踏みしている方はいませんか?来年は仁川での開催だそうです。ぜひ一緒に国際学会での発表に挑戦しましょう!


