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令和7年度精度管理調査報告会に参加して
2025.12.08
令和7年度精度管理調査報告会に参加して
厚生連高岡病院 上野剛志
11月7日、臨床検査精度管理調査報告会が富山県医師会館にて開催されました。
天候にも恵まれ、多くの関係者の方にご参加いただき、活発な意見交換がなされました。
特別講演では、「臨床化学検査の質保証 〜各プロセスのピットフォールと検査値への影響について~」
藤田医科大学 臨床検査部 齋藤 翠(みどり)先生より御講演いただきました。
我々が報告する検査値の質を保証するためには、検査前プロセスから検査後プロセスの中で、どこに問題点があるのかを分析し、原因を究明することの重要性を話されました。
具体的には、検査前プロセス(輸液の混入、患者誤認など)が適切であるか、検査プロセスにおいて、分析装置は正常に稼働しているかなどに気を気張ること、
前回値と比較するなどして検査値の変化に気付き、結果を読み取る力量が求められるとのことでした。
また、病態の悪化なのか、処置や治療によるものなのかを判断するために、検体の採取状況および患者情報について億劫がらずに医師、看護師に確認を行わうことの必要性についても話されました。
今回の講演内容を機に、真に正しい結果を報告できるように改善の余地があるところを意識して取り組み、ルーチン業務に活用していきたいと感じました。


