一般社団法人富山県臨床検査技師会

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開催・報告・お知らせ

令和7年度富山県医学検査学会に参加して

2026.02.24

公立南砺中央病院  加藤 ともこ

  

 令和8年2月21日富山市民病院にて令和7年度富山県医学検査学会が開催されました。会場の席は100名を超える参加者で埋めつくされ、立って聴講されている方も沢山おられ、とても盛大な学会となりました。まず、一般演題、次に特別講演があり、最後に臨床検査総合部門研修会がありました。

 一般演題は、臨床血液部門、生物化学分析部門、臨床微生物部門、病理細胞部門、臨床生理部門から14演題と多くの発表がありました。この学会は近年、若手臨床検査技師のキャリアアップへの登竜門としても活用されており、今回も多くの若手技師が発表されていました。みなさん、威風堂々と発表され、質疑にも落ち着いて見事に返答されており、とても頼もしさを感じました。

 特別講演は2演題あり、1演題目は「『育休・産休』現場 最前線」という演題名で国立大学法人富山大学附属病院の塩崎真弓さんによる講演でした。「家事・出産・育児をする女性技師だけではなく、それを支える全ての技師にとって働きやすい職場環境を作る事が必要」と話され、まさに、これから現場を動かす上での目指すべき目標だと痛感しました。

 2演題目は「ニューリーダーとしての歩み」という演題名で国立大学法人富山大学附属病院の中川夏輝さんによる講演でした。富山県臨床検査技師会を更に盛り上げるための考えをお話しされ、技師会に対する熱い思いが伝わってきました。この熱い思いが会員に広がり、会員が積極的に技師会活動に参加し、会員によりさらに技師会が発展していくことを期待します。

 臨床検査総合部門研修会は『臨地実習の思惑~受け入れる側と送り出す側と学生と~』というテーマで愛知県臨床検査技師会会長の藤田孝先生による講演でした。先生は臨地実習生を受け入れる側、送り出す側の両方を経験されており、実際の現場で体験されている生の声を聴かせて下さいました。臨地実習ガイドラインと現場との問題点や疑問点、アドバイスなど話され、「本当に“使える”教育を行えるのは現場である」のお言葉に現場で働く臨床検査技師としての大きな責任を改めて感じました。

 この学会は、色々な分野の研究発表や講演を聞くことが出来るため、知見が広がりとても有益な学会であると思います。今後、ますます多くの方が参加され本学会がより発展していく事を祈念します。

令和7年度富山県医学検査学会