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開催・報告・お知らせ
珈琲ブレイク 2026年3月<米農家の一年>
2026.03.02
厚生連高岡病院 上野剛志
早春の風が心地よい季節となりました。
我が家は農家です。稲作については、あまり馴染みがない話かと思いますので、
米ができるまでの道のりを紹介させていただきます。
【春】4月~6月(最も忙しく、重要な時期)
・種まきと育苗:種もみを水に浸し、発芽させてから種まきし温室で苗を育てます。
・田おこし:冬の間に固くなった土を耕し、地中へ空気を通します。
・しろかき:田んぼに水を張り、土を細かく砕いて平らにします。(下地作り)
・田植え:育った苗を田んぼへ植えつけます。田植え後、厳重な水管理が必要となります。
【夏】7月~8月(梅雨から夏にかけ、稲は太陽の光を浴びぐんぐん成長する時期)
稲が快適なように環境づくりが重要となってきます。
・水管理:稲の成長に合わせて水を調節します。
・草刈り:草刈り機を用いて田んぼ周囲のあぜ道の草を刈ります。病害虫を寄せ付けないためにも大切な作業です。(稲に影響がないように除草剤を使用することもあります)
・追肥:稲の色の変化(葉の色調)を観察し、必要に応じ肥料を追加投入します。
【秋】9月~10月(田んぼ一面が黄金色に輝き、稲穂が首を垂れる時期)
・稲刈り:機械(コンバイン)も用いて刈り取り(脱穀)をします。
稲刈りは雨が降るとできないので、天候との戦いとなります。
またコンバインは高級車なみに高いので、壊れると泣きます。(300~2000万円)
・刈り取ったコメは乾燥機で水分調整され、脱殻後にようやく「玄米」となる。
【冬】11月~(収穫後の仕事)
・土壌作り:来年に向け堆肥をまき、稲わらをすき込み栄養豊かな土壌を作ります。
・機械のメンテナンス:洗浄や整備(時には修理)を行い来年に備えます。
以上となりますが、1年の大半は田んぼと戯れている感じとなります。
米を育てる上では、自然(天候、気温)との戦いも強いられます。
また、米は漢字にすると「八十八」に分解できます。
これは、米ができるまで「八十八の手間」がかかることを示すといわれています。
実際に、大変手間がかかりますが、稲の成長のスピードには毎年驚かされています。
