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令和7年度臨床検査総合部門研修会に参加して
2025.07.09
令和7年度 臨床検査総合部門研修会に参加して
富山労災病院 森美緒
令和7年5月24日に富山市民病院で行われた令和7年度臨床検査総合部門研修会に参加しました。「臨床検査技師の魅力を伝える~日臨技広報活動~」の題で一般社団法人日本臨床検査技師会の執行理事、直田健太郎先生より講演していただきました。
日臨技の広報を担当しておられる方ということで、はじめは日臨技の広報誌を作る仕事などのイメージしかできていなかったのですが、お話を聞いて国民向けの広報活動、日臨技会員向けの広報活動などで様々な取り組みをしておられるということを知り、理解を深めることができました。
まず日臨技広報の国民に対する広報の目的の一つは臨床検査技師という職業と、その重要性を知ってもらい、国会などで政策要求する際に議員の方々にも提言に耳を傾けてもらえるようにすること。そして臨床検査技師の人材確保という目的のため、将来の職業選択枝の1つにしてもらうために小中高生などの若い世代にも臨床検査技師という職業を知ってもらうこと。という広報の目的のお話を聞き、とても納得させられました。
また、具体的な活動内容としてピペット(国民向け季刊誌)の発行や全国「検査と健康展」、また2023年には初めて、国民の臨床検査技師の認知度調査なども実施されたそうです。結果は2割の方は「聞いたことがない」という回答でまだまだ広報の必要性がありそうでした。最近では臨床検査技師啓発ビデオの作成がCM制作会社に依頼して行われたそうで、国民への職業紹介に役立てられているそうです。実際に7分ほどのビデオを視聴させていただきましたが、きれいにまとめられて分かりやすい内容になっていたので、臨床検査技師を知らない方々にぜひ見ていただきたいなと思いました。
また技師会員向けの活動は会報JAMT(HPで月2回発行)とJAMTマガジン(医学検査に同封されている冊子)の活動などで、最近では会報JAMTで他県の技師会でどんな活動をしているかという内容も載せていて、定期的に読んでいる会員が増えているそうです。私はHPの方の会報JAMTは正直読んだことがなかったので、これを機に読んでみたいなと思いました。またHPに見に行くということが手間で、見てもらえないということもあるのでJAMTのアプリを作成してそこから通知を出すということも計画されているそうで、会員の利便性も考えられていてありがたいなと感じました。
理事として「検査と健康展」にも携わっているので、今回のこのようなお話を聞かせいただき、とても参考になりました。ありがとうございました。