プログラム・日程表

学会企画

1.特別講演

令和2年11月1日(日)
富山大学附属病院 検査・輸血細胞治療部 部長
仁井見 英樹 先生

2.市民公開講演

令和2年10月31日(土)
国際ジャーナリスト・ミュージシャン・タレント
モーリー・ロバートソン 氏

学会企画 日程概要

10月31日(土) 11月1日(日)
3.学会式典
4.シンポジウム
5.日臨技企画(学生フォーラム、
中高生進路支援ガイダンス)
6.部門別企画
7.一般演題
8.ランチョンセミナー
9.カフェスイーツセミナー
10.機器試薬展示
11.学会懇親会

※内容は変更することがあります。

支部シンポジウム

テーマ

"繋がる"ための意識改革
~臨床検査技師の未来のために~

ねらい

我が国が抱える少子高齢化と生産人口の減少などの問題は、すでに我々の医療現場にも人材不足、長時間労働などという形で影響が見え始め、医療業務の役割分担の見直しが喫緊の課題となっている。
昨年、厚生労働省による「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアリングの推進に関する検討会」が発足した。この改革は、医師の過酷な長時間労働を是正するものであり、医師の業務を幅広く医療関係職種に移管/共同化し、医師の労働時間短縮を図る事を目的とし、2024年4月から適用される医師の時間外労働規制に向けて進められている。
医師業務の移管/共同化は、我々臨床検査技師にとっては業務拡大に繋がる好機とも取れるが、法的な制約や慢性的なスタッフ不足、業務量増大、時間外勤務など様々な課題があり、ともすれば逆境にもなりかねない。
しかしながら、我々臨床検査技師が未来の医療現場でも医療の質の向上を保つ職種として信頼を維持する為には、これからの医療、医師の働き方改革に対してどのような意識改革が必要であるのか。改革に伴う多職種との繋がりをどのように深め新たなチーム医療に参画していくのか。検査室のみならず、医療施設として臨床検査技師会として新たに移管/共同化される業務も含め遂行へのプロセスを構築しなければならず、“今”からの我々の取り組みが非常に重要となる。
本シンポジウムにおいて、
① タスク・シフト/シェアリングへどう向き合うか
② 我々がこれまで行ってきた多職種との繋がりや業務拡大の成果と検証
③ 新時代に繋がる新たな領域での臨床検査技師像を見据えた取り組み
について考えてみたい。

各部門別企画

臨床血液部門

シンポジウム

『新人教育の取り組み』 
~血液担当技師の育成~

ねらい

団塊の世代が定年を迎え、次々と新人が入ってきている中、新人や新任技師をどのように育成するかという事が非常に大切になってきている。実際にどのように育成、教育しているか、また技術や姿勢を後進に継承していくためにどうするべきか、どのような工夫しているかなどを共有し、より良い新人教育とは何かを探っていく場としたい。このセクションでは中部圏支部各県・技師会で取り組んでいることを中心に、具体的な研修会内容や目標、アンケートの集計結果を踏まえた総合討議を行い、中部圏のスキルアップを図りたい。

臨床生理部門

シンポジウム

『足並み揃えて、一歩前進』 
~生理機能検査の標準化を考える~

ねらい

医療法改正に伴う精度保証に関する義務付けにより、検体検査においては既に標準化が進められている。しかし生理機能検査に関して未だ手探り状態であり、ガイドラインを設ける専門団体も存在するが、ほとんどが各々の施設において個人で活用するに留まることが大半であると思われる。検査室としての生理機能検査の標準化と精度管理を行うために、ISO15189取得施設および、ガイドラインを活用し検査室での基準統一を試みている施設の取り組みを学び、今後への足並みを揃える機会としたい。

輸血・細胞治療部門

シンポジウム

『ISO15189認定取得に向けた
輸血検査部門での取り組み』

ねらい

現在、ISO15189認定取得の重要性が増してきており、受審を検討している施設も増えてきていると思われる。しかし、いざ受審に向けた準備を始めようとしても、どのようなことが求められているのか、何から始めればよいのか、理解が難しいこともある。今回の企画では、各県のISO15189認定施設の方にご講演いただき、今後受審予定の施設の方や、受審を検討している施設の方に、自施設での取り組みについて考えるきっかけにしていただければと思う。

臨床一般部門

シンポジウム

『2020年! 
君も一般検査でエースになろう! 』
~若手技師のための
将来も見据えた勉強法・指導法~

ねらい

現場が若手技師に求めるものは、一般検査に携わる技師として自身の仕事を全うするための基礎力と戦力になるための応用力を身に付けることであるが、昨今ではISO15189取得への取り組みの他、医療法改正や医師の働き方改革を進めるためのタスクシフトの推進など様々な課題が台頭してきており、従来の指導法のみでは対応しきれない時代を向えているように思われる。従来の指導法も踏襲しつつ、一般検査の次世代エースを育成すべく新たな勉強法・指導法を見出し実践していくため、様々な世代の技師の見解を交え、今後の教育を考える機会としたい。

臨床微生物部門

講演会

『もっと知りたい!耐性菌』

ねらい

薬剤耐性菌は、世界各地で猛威を振るっており、グローバル化が進む中、ヒトと共に国を越え、世界を容易に移動している。そのため、我が国においても、経験したことのない薬剤耐性菌の脅威に、今この瞬間も晒されている。
薬剤耐性菌の感染拡大を防ぐには、目には見えない小さな敵を、先ずは『見つける』ということが重要である。そのために私たち臨床検査技師は、敵をよく知っておかなければならない。
本企画により、薬剤耐性菌についての知識をアップデートし、感染症の治療と防御に役立つ機会にしたいと考える。

生物化学分析部門

シンポジウム

『精度管理・精度保証のいろは』

ねらい

医療法改正に伴い、大規模病院だけでなく、中小規模病院でも厳格な精度管理体制が求められるようになった。日々のルーチンに追われる中、正しい精度管理・精度保証をどのように行っていくかそのイロハを改めて勉強し、日々のルーチンの一助にしていただくことを目的とする。

病理細胞部門

シンポジウム

『進むがんゲノム医療 
繋がる病理検査』

ねらい

ゲノム医療におけるがん遺伝子パネル検査は、様々な遺伝子変異を明らかにし、一人一人の体質や病状に合わせた個別医療を行う。病理組織検体の品質はゲノム医療の成否の鍵を握っていることは周知のとおりとなっている。今回、がんゲノム医療に携わる施設を中心に講演いただき、情報共有しながら、ディスカッションを行いたいと思う。

臨床検査総合部門

シンポジウム

『AIと奏でる臨床検査・
調和する医療技術』 
~最新技術から将来の検査像を読む~

ねらい

現在、医療におけるAI(Artificial intelligence:人工知能)の導入が急速に進んでいる。胃カメラ、内視鏡、レントゲン、CT、MRIなどの映像や画像を用い、「ディープ・ラーニング技術」を活用した診断が行われている。臨床検査領域においても例外ではなく、血液形態検査診断、病理検査診断、そして検査システムと搬送システムの導入、検体検査工程の完全自動化という幅広い分野で行われようとしている。AI技術の導入によって、医療の質向上と効率化だけではなく、臨床検査技師本来の専門的な業務に集中できる環境を整備することができる。
この企画では、注目される臨床検査領域のAI技術を一部紹介し、AIによる最新技術が臨床検査にどのような変化をもたらすのか、そしてAI技術を使いこなす我々臨床検査技師のあるべき姿を考え、「臨床検査新時代の幕開け」を共に実感できる場としたい。