ごあいさつ

令和3年度日臨技中部圏支部医学検査学会(第59回)開催にあたって
学会長 南部 重一
一般社団法人 富山県臨床検査技師会 会長

 令和3年度日臨技中部圏支部医学検査学会を担当させていただく一般社団法人富山県臨床検査技師会を代表してご挨拶申し上げます。

 2020年10月に富山県にて開催を予定していた本学会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため延期となりました。2021年9月の現地開催へ向け準備を進めてまいりましたが、感染症終息の目途も立たず、慎重に検討しました結果、令和3年9月25日(土)から1ヶ月のWEB開催(オンデマンド配信)で開催することに致しました。withコロナ/afterコロナの時代に私たちはこのCOVID-19と共存しつつ新しい生活様式を取り入れ、また臨床検査の専門家として最大限に能力を発揮することが求められています。

 さて、わが国では少子高齢化が進展し、団塊世代が75歳を迎える2025年に向けて、医療・介護ニーズにおける提供体制の適正化を目指し、地域包括ケア体制が推し進められています。今後は地域医療構想に基づき、病床の機能分化を進め、急性期病床の削減や慢性期病院への転換、介護施設の増設、はたまた在宅医療へと転換が進められています。そのような中、臨床検査の分野では臨床検査技師の卒前教育の見直しや医師の働き方改革によるタスク・シフト/シェアの全貌が明らかとなりました。将来の臨床検査の活躍の場(病棟業務、検査説明・相談、検体採取、チーム医療、認知症領域検査、在宅医療、がんゲノム医療等含め)を広げるためには、今後の我々の意識改革とその取り組みが非常に重要となってきます。

 本学会では、「harmony」 ~次世代へ進む検査 繋がる検査~ をテーマに掲げました。我々が現在から未来へ向けて、AIなどの新技術や多職種との「調和」を強固なものとし、時代の要求に沿った“おわりなき成長”を目指すことを共有し、輝かしい未来への跳躍台となることを模索する学会にしたいと考えております。

 支部シンポジウムでは、『“繋がる”ための意識改革 ~臨床検査技師の未来のために~ 』と題し、我々が現在から未来へ向けて、多職種との『調和』をより強固なものとすべく、まず多職種と日々の業務を共に担われている方々に、その業務内容や“繋がる”ためのコツ、また問題点や苦労された点など発表頂き、我々の意識改革に繋がるシンポジウムとなることを期待しています。また、日臨技企画・特別講演・特別企画・一般演題(103演題)・部門別企画(9部門)・メーカーセミナー・機器試薬展示をWEB上にて視聴いただけます。

 最後に、会員の皆様には多数の一般演題登録を頂いたこと、賛助会員や企業の皆様には多方面でご協力頂いたことに深謝申し上げます。実行委員一同、多数の会員の皆様に参加頂けることを心よりお待ちしております。