一般社団法人富山県臨床検査技師会

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珈琲ブレイク 2022年9月 <我が家の猫>

2022.09.01

公立南砺中央病院 野原麻香

物心ついた時から、多頭飼いをしたことはないものの、家には常に猫がいました。猫に縁があるらしく、飼っている猫が交通事故や病気で死んでしまうと、半年も間を空けないうちに次の猫がやってくるのです。毎回、猫が死んだ悲しみに暮れ「こんな思いをするならもう猫なんて飼わない」と思うのですが、不思議なことに次の猫との出会いのきっかけが次々と舞い込むのです。迷い込んできたり、「猫、もらってください」の張り紙が母の職場に突然張られたり、知り合いが「猫を拾ったけど、家では飼えない。どうしよう。」と言ってきたり…。最初は貰ってくることに消極的でも、猫の顔を見ると、もういてもたってもいられなくなり、結局飼うことになるのです。このように我が家の猫は、ペットショップで買ってきたものは1匹もいません。血統書のけの字もついていません。しかし母は「1000万円積まれても、うちの猫は売らない。」と言っています。父は「俺は100円でも売る。」と口では言っていますが、よく猫にちょっかいをかけており、猫好きなのが隠しきれていません。

最初に飼った猫は、捨て猫だった白黒ぶち模様のオス猫です。少し臆病な性格でしたが、人懐こい猫でした。飼う時に祖父は反対したようですが、当時3歳だった私がこの猫から離れなかったようで、祖父は仕方なく飼うことを了承したと母が言っていました。

2匹目は、三毛のメス猫です。正確に言えばお隣の家の猫だったのですが、私の家族があまりにもその猫を可愛がったものですから、ほぼ私の家にいた猫でした。とても穏やかで優しい猫でした。

3匹目は、真っ黒なメス猫で、とても気が強く運動神経も抜群でした。1階から外へ出ていったのに2階の窓から帰ってきたり、ものすごい勢いで木に登り、カラスと互角にケンカをしたりしていました。近所の猫とのケンカも負けなしで、ボス猫のように振舞っていました。

 そして4匹目が現在のシャム虎模様のオス猫です。もうすぐ15歳になる老猫です。若い頃は家の中を駆け回り、壁を蹴って廊下の角を曲がっていましたが、今では階段も1歩1歩ゆっくり降りるようになり、すっかりおじいちゃん猫になりました。

我が家の関心事といえば猫、優先すべきは猫の事。我が家は「猫だら」を自称しています。(だらの意味は富山県民なら分かると思います。)猫のお気に入りの餌を探してドラックストアをはしごしたり、猫の体調が悪いと心配で自分も体調が悪くなったり、結構罪深いいたずらをしてしまっても、猫がしたことだからすぐに許してしまったり…。猫に限らずペットを飼ったことのある方なら、1つ2つ、心当たりあるのではないでしょうか?

                                                               いたずらの1例                                現行犯逮捕

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