一般社団法人富山県臨床検査技師会

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柴田正信元副会長「厚生功労者富山県知事表彰」寄稿文

2021.07.02

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「厚生功労者富山県知事表彰」受賞して

厚生連高岡病院 臨床検査部

柴田正信

 

この度、令和 3 年 5 月 29 日富山県医師会館にて、厚生功労者富山県知事表彰を受賞しました。
これも偏に、勤務先の厚生連高岡病院・臨床検査部の方々や社団法人富山県臨床検査技師会の皆
様のお陰だと思っております。 長年の技師会役員活動が評価され たことを光栄に思い、以下に振
り返ってみたいと思います。

最初の役員は、 1995 年 4 月より 6 年間一般検査研究班の班長をしました。班長の仕事は年数回
県内の勉強会を開催すればよいと思っていましたが、様々なことがありました。毎年中部学会が
開催されるのですが、そこでは各研究班企画があり、必ず担当項目がありました。 演題発表の座
長もあり、また、 2 年目には、富山県で、中部学会が開催され研究班企画の作成を担当しました。
4 年目には 中部地区の研修会を高岡市の農協会館で開催しました。前年から実行委員会を立ち上
げ県内の各施設から何人か委員を出してもらい、計画を進めていきました。 一般検査研修会の大
変なところは、当時は講演だけでなく実習もしなくてはならないことでした。 顕微鏡の準備や検
体の標本を集めるなど色々と大変でした。 また当時は、尿沈渣検査技術の均一化を進めていた時
期でもあり、研修会の実務委員を 10 回以上したと思います。この経験から各県の班長さんや県内
の各施設の方と交流することができ人脈が広がったことが大きいと思います。

次の役は、 2006 年から副会長を 10 年間勤め 、 2006 年から 2011 年までは 宮本会長で、 2012
年から 2015 年までは今村会長でした。 副会長は、会長の補佐役でありますが、 担当があり私は、
精度管理協議会の副会長を務め年2回の協議会の進行と、報告会の司会を担当していました。協
議会は医師会の先生もいらっしゃるため、 色々なご指摘があり、 特に会計については 、細部の把
握がされておらず、 自分の至らないところが多々あったことを痛感しました。 また、宮本会長の時
期までは、中部地区の理事会 に 副会長も参加しており、年 2 ~3 回は名古屋に出張していました。
その時もまた各県の理事の方と親しくなり人脈が 広くなったと思います。

2008 年には富山市で中部学会が開催されました。私は学会の実行委員は未経験だったので、大
役は任されなかったのですが、大変なこともあり、 他の幹部と会議や打ち合わせを多くしたのを
覚えています。 2 年ぐらい前から準備をするのですが、月日があっという間に過ぎ去って、開催
当日が来てしまったような気がしました。

2012 年には、血液検査研究班の班長を引き受ける人がいなく 、2年間引き受けることになりまし
た。そして、翌年の 3 月に 中部地区研修会をすることになりました。 場所は高岡市のクルン高岡
で開催しました。 血液検査は、実習はなかったのですが、 沢山の方に参加しいただき大変盛況で
した。また、 会計を日臨技に報告しなければならず 、 会計についてはかなり気をつかいました。

2014 年には 2 度目の中部学会が巡ってきました。 この時は、実務委員の役割や配置を担当しま
したが、やはりいろいろ大変で、何とか仕事をこなしていました。

今振り返ってみると、 長く役員をやってきましたが、多くの知り合いもでき、また、沢山の人
に支えられながら続けられた ことに感謝いたします。