一般社団法人富山県臨床検査技師会

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開催・報告・お知らせ

トピックス 2020年2月 <臨床一般部門研修会に参加して>

2020.02.01

富山市医師会健康管理センター 臨床検査部  久野 敬介  

2020年111日、12日 金沢大学附属病院で開催された 2019年度 日臨技中部圏支部研修会 一般部門研修会 に参加してまいりました。今回は「見方が変わる~教科書では教えてくれない一般検査~」がテーマとなっており、基礎から発展まで幅広い方を対象とした研修会と なっております。 講演1「尿沈査は絶対に無染色を見ろ!」では、鑑別の観点から紛らわし事例を挙げて頂き 詳細な解説を聞くことができました。普段の業務では無染色・染色両方の検査法を実施して おりますが、染色に頼りがちであった事を反省しつつ、細胞の判断基準を改めて学習することができました。講演2「尿路感染症を読み解く」では、耐性菌出現の対策として国際的・国家的な取り組み が実施されている中、無駄な抗生剤投与を抑制するために、尿一般検査領域は尿路感染症診 断への第一歩であり、その重要性を解説していただきました。講演3「ここだけは押さえておきたい体腔液検査」では、診断における細胞分類の重要性と 各細胞の詳細な解説・鑑別点を教えていただき、知識を深めることができました。 講演4「え!?そうだったの寄生虫」では、途上国で罹患する印象がある寄生虫ですが日本 でも感染機会は十分にありにあり、学校での教室数も減り、特殊検査となっているが外注先 でも検査法によって検出可能な虫卵には限界があるということを解説していただきました。特別セッション「ドキドキするR-CPC」では症例の検査結果から考え方を中心にQ&A方式で 解説していただき、知識を深めることができました。講演14の内容を踏まえたセッション であり、知識の定着につながる良い講演でした。  講演5「腎機能を患者さんにわかりやすく説明するために」では、患者さんの立場にたった 説明について教えていただき、腎臓の機能を生命の進化を踏まえて解説いただきました。  臨床検査技師は常に知識を深め、熟練度を高める必要がある職種だと考えております。今 後も、尿一般部門研修会に定期的に参加し、精度を高めていきたいと思います。